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2006年10月15日 (日)

赤沢森林鉄道乗車体験記

 ぐずついた天気から一転、好天に恵まれた10月の3連休の最終日、10月9日に長野県上松町の赤沢自然休養林へ行ってきました。

 赤沢自然休養林は、豊臣秀吉、徳川家康の時代から厳重に管理され、明治に入ると、「御料林」と呼ばれる皇室の財産として管理されてきました。現在は国有林だそうですが、ひのきを始め、立派な木々が今も守られ続けています。
 主目的は観光用に復活した赤沢森林鉄道に乗ること。赤沢森林鉄道は、かつて小川森林鉄道の名で、御料林からの木材を中央本線の上松駅まで運び出すために大活躍していました。小川森林鉄道は昭和50年に役目を終えましたが、その一部区間(赤沢~丸山度)が昭和62年に観光鉄道「赤沢森林鉄道」として復活しました。

 東名高速、東海環状道、中央道、国道19号経由で走ること3時間、ようやく赤沢自然休養林に到着しました。

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 駐車場から階段を上っていくと、赤沢森林鉄道の改札所・乗り場があります。休日は30分おきに列車が運行されています。森林鉄道に乗る前に、森林鉄道記念館をのぞいてみました。かつて森林鉄道が現役だったころの写真を始め、鉄道関連のものが多数展示されています。森林鉄道記念館の右側に車庫があり、いくつかの車両が保存展示されていて、そこでひときわ目立つのが特別展望客車(貴賓車)です。昭和32年に皇太子(現今上天皇)殿下が赤沢神宮備林行幸の際に造られたそうです。いまだにピカピカ光っています。

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 そうこうしている内に、12時発の列車が入線していきました。それほど客は乗っておらず、待っている人の数も少なかったです。列車が到着すると、すぐに機関車は切り離され、側線を使って入れ替えをし、先頭客車に連結されました。ポイントの切り替えは手動でした。
 丸山度へ向かうときは、機関車の後ろ側を前にして進みます。運転士は後ろを向きながら運転をしていました。時速はおよそ8キロ。人が走っても追いつけそうなスピードです。路盤や台車が普段乗っている鉄道と比べると良くないので、レールの継ぎ目を通るたびにガツンガツン震動が伝わってきます。ですが、乗っているうちにそれも心地よくなってきました。

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 赤沢を出発して、およそ10分で終点の丸山度に着くのですが、その手前で分岐する線が見え、その先に不気味に2両の客車が置かれていました。丸山度では、5分ほど停車時間があり、その間に機関車の入れ替えが行われます。帰りは機関車の先頭が前になります。不気味な客車に近づいてみました。木造の客車が2両留め置かれていました。前の客車は脱線しています。先ほど森林鉄道の運転手に話を聞いたところ、この先700mほどレールが続いているそうで、今上天皇が皇太子時代に訪れた線がここだそうです。

 再び赤沢に戻ってきました。駅には先ほどと違い、大勢のお客さんが待っていました。

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